【2024年最新】群馬県上位私立高校の特徴や学費、大学合格実績を比較
この記事では、群馬県の上位私立高校の特徴や学費、大学合格実績について紹介します。
対象の私立高校は県内で偏差値が高い以下の6校です。
- 東京農業大学第二高等学校
- 樹徳中学・高等学校
- 高崎健康福祉大学高崎高等学校
- 高崎商科大学附属高等学校
- 前橋育英高等学校
- 共愛学園中学・高等学校
「高校受験では公立が第一志望だけど、私立ってどこを受ければいいんだろう?」
「県内の上位私立高校ってどんな特徴があるんだろう?合格実績は?」
「各校の学費について知りたい」
という方はぜひこの記事を読んで、受験校を決める参考にしてもらえればと思います。
2024年度から群馬県の公立高校入試が大きく変わり、これまでの前期・後期の2回試験から、1回の試験で合否が決まるようになりました。
また、授業料無償化に伴い、充実した設備の私立高校をあえて選ぶご家庭も増えています。
従って、近年の高校受験では、私立高校のリサーチもしっかりとしておくことが重要です。
第一志望が公立だからといって、口コミ(噂)や印象だけで受験する私立を決めてはいけません。
しっかりとデータに基づいて、希望するレベルの大学への進学実績があるかどうかを確認してから受験校を決めるようにしてください。
それでは本題に移りましょう!
目次
基本データ
基本データとして、各校の特徴や設立年月日、共学・別学、所在地についてみていきます。
進学実績
各校の4年分(2019年〜2024年)の進学実績を調査し、表とグラフにまとめました。
進学実績として集計している大学は、「東大」「旧帝大+一橋大&東工大」「群馬大」「慶應大」「早稲田大」です。
なお下記の通り、公式データが見つからなかったものについてはハイフン(“-“)としています。
- 健大高崎は2019年と2023年の情報のみ
- 共愛学園は2019年の情報なし
進学実績表(2019年〜2024年)
■東大
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
農大二校 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 |
樹徳 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
健大高崎 | 0 | – | – | – | 0 | – |
高商大附 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
前橋育英 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
共愛学園 | – | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
■旧帝大+一工(東大京大除く)
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
農大二校 | 1 | 1 | 6 | 3 | 2 | 3 |
樹徳 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 |
健大高崎 | 0 | – | – | – | 0 | – |
高商大附 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
前橋育英 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
共愛学園 | – | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
■群馬大
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
農大二校 | 16 | 16 | 20 | 27 | 32 | 22 |
樹徳 | 11 | 8 | 10 | 16 | 16 | 11 |
健大高崎 | 6 | – | – | – | 2 | – |
高商大附 | 6 | 6 | 3 | 5 | 6 | 3 |
前橋育英 | 9 | 13 | 13 | 19 | 10 | 13 |
共愛学園 | – | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 |
■慶應大
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
農大二校 | 3 | 0 | 2 | 4 | 1 | 2 |
樹徳 | 1 | 1 | 3 | 1 | 2 | 1 |
健大高崎 | 0 | – | – | – | 0 | – |
高商大附 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 |
前橋育英 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
共愛学園 | – | 0 | 1 | 3 | 1 | 2 |
■早稲田大
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
農大二校 | 3 | 0 | 9 | 5 | 0 | 2 |
樹徳 | 1 | 3 | 4 | 1 | 0 | 0 |
健大高崎 | 0 | – | – | – | 0 | – |
高商大附 | 0 | 1 | 0 | 5 | 1 | 1 |
前橋育英 | 2 | 2 | 3 | 0 | 3 | 0 |
共愛学園 | – | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
進学実績グラフ(2019年〜2024年)
上記表をグラフにしたものが以下になります。
■東大
■旧帝大+一工(東大京大除く)
■群馬大
■慶應大
■早稲田大
県内上位私立校6校の進学実績考察
これより、上記に挙げた大学への2019年〜2024年の進学実績について、以下のことがわかります。
- 農大二校が頭ひとつ抜けている
- 農大二校でトップをとれば東大を目指せる
- 農大二校>樹徳>前橋育英>高商大附>共愛学園(※健大高崎はデータが少ないため除外)
なお、進学実績は各校のHPを参照して集計しました。
・農大二校:https://www.nodai-2-h.ed.jp/introduction/course/passed/
進学実績の参照元
・樹徳:https://www.jutoku.ed.jp/high/career
・健大高崎:https://www.tuhw-h.ed.jp/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%90%88%E6%A0%BC%E7%8A%B6%E6%B3%81/
・高商大附:https://www.tuc-hs.ed.jp/future/career/
・前橋育英:https://www.maebashiikuei-h.ed.jp/ca_university.php
・共愛学園:https://hs.kyoai.ac.jp/shinro/
県内公立トップ高校の大学進学実績まとめは以下の記事よりご参照ください。
私立高校の学費比較
次に、各校でかかる学費について比較します。
私立高校の学費を比較する前に2020年4月に文部科学省により施行された「私立高等学校授業料の実質無償化」について確認しておきましょう。
これは、私立高校の授業料分(諸経費等は対象外なのでご注意ください)を国が支給する制度で、世帯年収により、補助額が変わります。
- 世帯年収590万円まで:最大月に33,000円まで支給(年額39万6,000円)
- 世帯年収590〜910万円まで:最大月に9,900円まで支給(年額11万8,000円)
上記より、世帯年収が590万円未満の場合は、月々の授業料が”実質無料”で私立高校に通わせることができるようになりました。
私立高校はどうしても公立と比べると学費が高いイメージがありましたが、本制度を利用することでご家庭の学費負担は従来よりずっと軽くなりました。
引用:文部科学省「私立高等学校授業料の実質無償化」について(2020年4月から)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1418201.htm
各私立高校では、各学校独自の諸経費や成績優秀者向けに各校で奨学金制度などもあるため、本記事で紹介する学費はあくまで参考程度にして頂けますと幸いです。
入学時費用
入学時に必要な費用として下記5つの項目を調査しました。
- 入学金
- 施設充実費
- 諸会費等
- 制服/体操着等
- その他教材費等
学校によっては該当項目の費用が明記されていない場合がありました。
その場合は、「不明」と記載させていただいております。
入学金 | 施設充実費 | 諸会費等 | 制服/体操着等 | その他教材費等 | |
農大二校 | 150,000円 | 110,000円 | 21,000円 | 不明 | 60,000円 |
樹徳 | 100,000円 | 120,000円 | 不明 | 不明 | 不明 |
健大高崎 | 120,000円 | 100,000円 | 22,500円 | 82,400(男子) 105,370(女子) | 26,690円 |
高商大附 | 120,000円 | 120,000円 | 不明 | 100,000(男子) 110,000(女子) | 75,000〜 89,000円 |
前橋育英 | 130,000円 | 110,000円 | 41,000円 | 107,190(男子) 109,500(女子) | 16,000~ 30,000円 |
共愛学園 | 11,5000円 | 110,000円 | 不明 | 95,330(男子) 130,750(女子) | 不明 |
月額費用
続いて、月額の授業料と諸会費等を表で比較しました。
繰り返しになりますが、世帯年収に応じて、月額授業料は「私立高等学校授業料の実質無償化」の制度が適用可能です。
授業料(月額) | 諸会費等(月額) | 月額費合計 | |
農大二校 | 32,800円 | 3,300円 | 36,100円 |
樹徳 | 33,000円 | 8,100円 | 41,100円 |
健大高崎 | 30,000円 | 8,000円 | 38,000円 |
高商大附 | 32,000円 | 3,100円 | 35,100円 |
前橋育英 | 33,000円 | 6,500円 | 39,500円 |
共愛学園 | 33,000円 | 3,400円 | 36,400円 |
上記の6校は月額授業料が全て33,000円以下のため、年収590万円未満であれば、授業料については全額分の補助を受けることができます。
なお、各校の学費は各校のHPに掲載されている情報より引用しています。
農大二校:https://www.nodai-2-h.ed.jp/pdf/2023nyushiyouko.pdf
樹徳:https://www.jutoku.ed.jp/high/wp-content/uploads/2020/06/entrance_2020_youkou.pdf
健大高崎:https://www.tuhw-h.ed.jp/wp-content/uploads/2022/09/r5shokeihi.pdf
高商大附:https://www.tuc-hs.ed.jp/wp-content/uploads/2022/07/2023bosyuyoko.pdf
前橋育英:https://www.maebashiikuei-h.ed.jp/si_cost.php
共愛学園:https://hs.kyoai.ac.jp/wp-content/uploads/2022/10/7c4d38b742afeb8057484e0848e39f64.pdf
より詳細な学費について知りたい場合は、上記資料を参照いただき、それでもわからない場合は各校宛にご照会ください。
まとめ
この記事では、群馬県内の上位私立高校の特徴や学費、大学進学実績を比較しました。
上位私立高校の特徴や学費、進学実績について理解できましたか?
もしそうでしたら幸いです。
今後は、群馬県内の他の高校についても書いていきたいと思います。