群馬県で中学受験を考えるなら知ってほしい、公立中高一貫校という選択肢

この記事では、中央中等教育学校1期生であり、現在群馬県家庭教師センターを運営している代表吉田が、

「群馬県のご家庭であれば、一度は公立中高一貫校という選択肢を検討してみる価値がある」

と考える理由をお伝えします。

もちろん、すべてのお子様に中学受験が向いているとは限りません。

ただ、群馬県の公立中高一貫校は一般的にイメージされる首都圏の“受験戦争”とは少し異なり、挑戦する過程そのものに大きな価値があると私は感じています。

この記事では、

・群馬県内3校の公立中高一貫校の特徴
・大学合格実績や倍率
・どんなご家庭に向いているのか

について、卒業生としての視点も交えながらお伝えできればと思います。

目次

群馬県の公立中高一貫校は3校

話をする有学生

学区などは関係なく、群馬県在住ならだれでも受験できますが、受験日は全て同じ日なので上記のうち1校に絞る必要があります。

2022年大学合格実績

合格した生徒たち


群馬県立中央中等教育学校

東大・京大一橋・東工大・旧5帝大国公立大学早稲田・慶應・上智GMARCH医学部
41157458212

伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校

東大・京大一橋・東工大・旧5帝大国公立大学早稲田・慶應・上智GMARCH医学部
395513364

太田市立太田中学校

東大・京大一橋・東工大・旧5帝大国公立大学早稲田・慶應・上智GMARCH医学部
03256162

以下は群馬県No.1である前橋高校の2022年の合格実績です。

前橋高校

東大・京大一橋・東工大・旧5帝大国公立大学早稲田・慶應・上智GMARCH医学部
19411978316328

1学年の人数はおよそ280人で、中央中等や四ツ葉の約2.3倍と考えてもすごいですね。
次に、以下は太田高校の2022年の合格実績です。

太田高校

東大・京大一橋・東工大・旧5帝大国公立大学早稲田・慶應・上智GMARCH医学部
42111541143不明

2023年大学合格実績

続いて、2023年の大学合格実績です。※()内の数字は現役生の数を表しています。

市立太田と太田高校の実績は分かり次第、更新します。

群馬県立中央中等教育学校

東大京大東工大一橋大早慶医学部医学科
5(4)3(3)3(3)2(2)51(40)27(20)

伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校

東大京大東工大一橋大早慶医学部医学科
2(2)1(-)1(-)014(7)4(4)

以下は前橋高校の2023年の合格実績です。

前橋高校

東大京大東工大一橋大早慶医学部医学科
5(3)7(7)1(1)1(1)33(30)26(22)

2023年の大学合格実績を見ると、特に中央中等教育学校の結果が非常に印象的でした。

前橋高校は1学年およそ280名程度であるのに対し、中央中等は約120名規模です。

単純な合格者数だけで比較することはできませんが、生徒数の違いを考慮すると、中央中等の難関大学への進学実績はかなり高い水準にあると言えるのではないでしょうか。

特に2023年は医学部医学科の合格者数が前年から大きく伸びており、学校全体として非常に良い結果だったことがうかがえます。

中央中等教育学校は2010年に最初の卒業生を送り出してからまだ歴史の浅い学校ですが、こうして前橋高校や高崎高校といった県内伝統校と比較されるほどの進学実績を積み上げていることは、卒業生としてもとても嬉しく感じます。

また近年は、中央中等教育学校や四ツ葉学園など、公立中高一貫校への関心も以前より高まっているように感じます。

今後、太田中学校を含め、群馬県内の公立中高一貫校がどのように発展していくのかも注目したいところです。

こうした学校の魅力は、単純な偏差値だけを見ていると意外と見えてこない部分かもしれません。

進学実績や教育環境も含めて、幅広い視点で学校選びを考えていくことが大切だと思います。

2022年の志願者数・倍率・試験内容

勉強するくま

2022年の内容ですが、以下のようになっています。

志願者数及び倍率

志願者数及び倍率
学校 性別 募集定員 令和4年度 令和3年度
志願者数 倍率 志願者数 倍率
中央中等 60人 178人 3.0倍 183人 3.1倍
60人 244人 4.1倍 206人 3.4倍
合計 120人 422人 3.5倍 389人 3.2倍
四ツ葉学園中等 60人 112人 1.9倍 90人 1.5倍
60人 129人 2.2倍 138人 2.3倍
合計 120人 241人 2.0倍 228人 1.9倍
太田中 51人 86人 1.7倍    
51人 114人 2.2倍    
合計 102人 200人 2.0倍 267人 2.5倍

試験内容

  • 中央中等教育学校:適性検査1、適性検査2、面接
  • 四ツ葉学園中等教育学校:適性検査1、パーソナルプレゼンテーション
  • 太田中学校:適性検査1、作文、面接

引用:群馬県教育委員会「令和4年度群馬県公立中等教育学校等入学者選抜志願状況https://www.pref.gunma.jp/site/kyouiku/5028.html

2023年の志願者数・倍率・試験内容

説明するくま

2023年の情報は、以下のようになっています。

志願者数及び倍率

志願者数及び倍率
学校 性別 募集定員 令和5年度 令和4年度
志願者数 倍率 志願者数 倍率
中央中等 60人 187人 3.1倍 178人 3.0倍
60人 226人 3.8倍 244人 4.1倍
合計 120人 413人 3.4倍 422人 3.5倍
四ツ葉学園中等 60人 130人 2.2倍 112人 1.9倍
60人 166人 2.8倍 129人 2.2倍
合計 120人 296人 2.5倍 241人 2.0倍
太田中 51人 81人 1.6倍 86人 1.7倍
51人 109人 2.1倍 114人 2.2倍
合計 102人 190人 1.9倍 200人 2.0倍

引用:群馬県教育委員会「令和5年度群馬県公立中等教育学校等入学者選抜志願状況https://www.pref.gunma.jp/site/kyouiku/5028.html

試験内容は前年同様なので割愛します。 

※各学校の試験内容や対策の詳細は別の記事でまとめております。

いよいよ本題

説明する先生

問われるのは論理的に伝える力

ここで私が注目してほしいと思うのが、群馬県内の公立中高一貫校の試験内容です。

各校で多少違いはあるものの、共通しているのは

・適性検査
・作文
・面接
・プレゼンテーション

といった、「答えを暗記していれば解ける試験」ではないということです。

求められているのは、

自分で考える力

そして

自分の考えを相手にわかりやすく伝える力

だと私は感じています。

こうした力は、中学受験だけではなく、その後の高校受験、大学受験、さらには社会に出てからも役立つ非常に大切な土台になるはずです。

だからこそ私は、結果だけではなく、この受験準備の過程そのものに大きな意味があると考えています。

首都圏の受験戦争的な試験内容ではない

群馬県の公立中高一貫校受験は、首都圏の難関私立中学受験とはかなり性質が異なります。

小学校低学年から何年も大量の問題演習を積み重ねるような受験ではなく、比較的「考える力」や「表現する力」が重視される傾向があります。

もちろん簡単な試験ではありませんが、過度な詰め込み型受験とは少し違う点は特徴と言えるでしょう。

首都圏の有名私立中学の問題を見たことがありますか?

算数の問題などを見ると、大人でも解くのは難しいのでは?と思うような問題もたくさんあります。

そのような問題にも対応できるようにするため、首都圏では、小学校中学年から、四谷大塚のテキストで勉強したりということが当たり前になってきています。

これからの大学受験でも求められる力につながる

近年、大学入試では従来の一般選抜だけでなく、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜といった入試方式の存在感が年々大きくなっています。

こうした入試では、

・志望理由書などの書類作成
・小論文
・面接
・自分の考えを言葉で伝える力

が重視されるケースが多くあります。

これは、群馬県の公立中高一貫校受験で求められる力と、どこか共通している部分があるように感じます。

もちろん、中学受験と大学受験を単純に比較することはできません。

ただ、早い段階から「自分で考えること」「自分の考えを整理して相手に伝えること」を意識して学ぶ経験は、その後のさまざまな受験や学習においてプラスになるのではないかと私は考えています。

知識を覚えるだけではなく、“考える力” や “伝える力” がより重視される時代だからこそ、公立中高一貫校受験には大きな価値があると感じています。ことにもつながると思います。

進学実績という面でも非常に魅力的な選択肢

ここまで見てきた通り、群馬県の公立中高一貫校は大学進学実績という面でも非常に高い水準にあります。

年度によって差はあるものの、中央中等教育学校や四ツ葉学園などは、前橋高校・高崎高校・太田高校といった県内の伝統校と比較しても、決して見劣りしない実績を出している年も少なくありません。

もちろん、高校受験を経て県内トップ高校へ進学するという王道ルートも素晴らしい選択肢です。

一方で、公立中高一貫校という6年間の環境の中で、早い段階からじっくり学習に向き合えることに魅力を感じるご家庭も多いのではないでしょうか。

また、仮に中学受験で思うような結果に届かなかったとしても、その後には高校受験という次のチャレンジの機会があります。

そして何より、公立中高一貫校受験に向けて努力する過程で身につく思考力や表現力、学習習慣は、その後の学習においても必ずプラスになるはずです。

だからこそ私は、合格という結果だけにとらわれず、群馬県のご家庭であれば一度は公立中高一貫校という選択肢を前向きに検討してみる価値があると考えています。

まとめ

この記事では、中央中等教育学校1期生である代表吉田が、

「群馬県のご家庭であれば、公立中高一貫校という選択肢を一度は検討してみる価値がある」

と考える理由についてお伝えしました。

私自身が強く感じているのは、合格・不合格という結果そのもの以上に、受験に向けて準備する過程で身につく力の大切さです。

群馬県の公立中高一貫校の受験では、

・自分で考える力
・論理的に整理する力
・自分の考えを相手に伝える力

といった、単なる知識の暗記だけではない力が求められます。

こうした力は、その後の高校受験や大学受験はもちろん、将来的にもお子様にとって大きな財産になっていくはずです。

また、本気で合格を目指す場合には、できるだけ早い段階から適性検査に慣れていくことが非常に重要です。

実際、群馬県内には公立中高一貫校対策に強く、多くの合格実績を出している塾もあります。

一方で、

「集団塾だけでは不安がある」
「作文や面接を個別に見てもらいたい」
「家庭でも学習をしっかりサポートしたい」

といった場合には、家庭教師を併用するという選択肢も有効だと考えています。

私たちもこれまで、群馬県内で多くの中高一貫校受験生や、進学後の学習サポートに携わってきました。

もし公立中高一貫校受験をご検討されている場合は、ぜひ早めに情報収集を進めていただければと思います。

また、中高一貫校進学後の学習サポートについても対応しておりますので、よろしければこちらの記事もご覧ください。

今後も、群馬県内の中学受験や高校受験に役立つ情報を発信していければと思います。

この記事の執筆者:吉田 圭佑(代表)
吉田 圭佑(代表)
これまで200人以上の生徒を指導してきました。試験科目全体を見据えた合格戦略の策定に自信ありです。◾️略歷:2004年 群馬県立中央中等入学(1期生)→2010年 慶應義塾大学理工学部入学→2014年 慶應義塾大学大学院入学→2016年 銀行系システム会社入社→2022年 同社退職&独立 ◾️保有資格:基本情報技術者、応用情報技術者、ディープラーニングG検定、TOEIC800点等
人気ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ
アクセス数: 9,836
記事一覧に戻る