作文ってどんなテーマ?面接でなに聞かれる?太田市立太田中の受験情報について
この記事では、太田市立太田中学校の試験内容や作文・面接の対策について紹介しています。
市立太田中の試験について、あまり予備知識がない方でも受験に向けて大まかなイメージをもっていただくことを目的に執筆します。
それでは本題にいきましょう!
目次
試験内容を知る
試験内容
群馬県教育委員会から以下のとおり試験内容が発表されています。
- 太田中学校:適性検査1、作文、面接
引用:群馬県教育委員会「令和4年度群馬県公立中等教育学校等入学者選抜志願状況https://www.pref.gunma.jp/site/kyouiku/5028.html
具体的にはどんな試験なの?
適性検査1(45分)
群馬県教育委員会で作成した問題になります。問題解決能力、思考力、判断力等の多様な能力がみられます。
こちらの群馬テレビのサイトで詳しく解説してくれています。
https://www.gtv.co.jp/vod/20220122-6197.html
※「適性検査1」は、中央中等や四ツ葉学園など群馬県内の他の中高一貫校を受験する場合でも必ず受ける試験になります。
作文(45分)
一つの文章に対して、課題が2つ。それぞれ200字と400字での作文が求められます。令和4年度は藤井聡太棋士に関する文章で、【弱点】について自分の考えを書かせる問題でしたね。
課題1:自分のミスや弱点を振り返ることについて、あなたはどう思いますか?理由も含めて200文字以内で書きなさい。
課題2:太田中学に入学したら、弱点にどのように向き合って生活していきますか。小学校時代の経験を踏まえて400文字以内で書きなさい。
作文は、結論ファーストでその理由、具体例、最後にもう一度結論を書いていく、という型に当てはめて書く練習をすると良いと思います。
その上で、問題に応じた”型の使い方”を覚えていきましょう。
“型の使い方”とは、例えば以下のようなことです。
令和4年度の問題の場合、課題1は文字数的に具体例までは書けない。
逆に課題2は具体例まで書くことを求められていますね。
面接
中央中等と同様にグループディスカッション形式で行われます。
令和4年度の課題は以下のような形式でした。
「あなたは太田中の新1年生です。学級目標を作る際に大事にすることは4つのうちどれか。①勉強②生活③部活動④学級の仲」この4つからひとりずつ選んだ後に意見を発表させ、その意見について6分間、話し合いを行う
考え方としては、課題がなんであれ、太田中の志願して欲しい児童像をベースに、論理を組み立てていくと、説得力のある意見や説明ができると思います。
<志願してほしい児童像>
・思いやりとたくましさをもち、夢や目標に向けて仲間と学び合い、高め合える児童
・文武両道を目指し、学習活動や部活動等、学校生活に進んでねばり強く取り組む児童
しかし、そうは言っても、当日に同じような意見が多数出るということはよくあります。
そういった際に“合否の分かれ目”となってくるのがは以下です。
自分のことだけでなく他の子の発言をきちんと聞いて理解した上で、発言できているか?
例えば、他の子が言ったことに関して、「Aさんの意見に賛成です。付け加えるならば、こんなこともできると尚良いと思いました。」
というように、補足をしてあげるような発言ができると、グッと合格に近づくと思います。
グループディスカッションは慣れもありますので、受験するまでに必ず何度か模擬ディスカッションを経験しておきましょう。
※中央中等の試験内容はこちら
※四ツ葉学園の試験内容はこちら
■面接情報
面接官2名(太田中の先生)、受験生4~5名(男女別)、質問:全体共通2問
配点
過去の入試要項には各検査項目等の比重(おおよその割合)が明記してあります。
・調 査 書 4割
・適性検査Ⅰ 2割
・作文 2割
・面接 2割
引用:平成30年 太田市立太田中学校入学者選抜実施要項 ※少し古いですが、変わってない想定(最新のものにはなぜか載っていませんでした。)
https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-003kyoiku-sidou/files/H30youkou.pdf
全体を通じた心構え
試験形式への慣れが合否を左右する
太田中の試験は、知っているか知らないか、経験したことがあるかないかで大きく差がつく内容になっています。
例えば作文であれば、「結論→理由→具体例→結論」という文章の型を知っているかどうかで、取り組みやすさや得点率が大きくかわります。
また、面接では、模擬グループディスカッションを事前に何度か経験して、上手な立ち回り方を学んでいるかいないかで、当日の出来が大きく変わると思います。
従って、当日を意識した対策を早めから行なっておくことが合格に直結すると思います。
親が入試で何を求められているのか理解する
あとは、中央中等や四ツ葉学園の記事でも書いた通り、まず親が入試で何を求められているのかを、しっかりと理解することが大切です。
親御様は常にお子様の模範となります。親御様が本気で取り組んでいないと、お子様はすぐに気が付きますし、やる気も出にくいでしょう。
もし受からなくても高校受験で挽回すれば良い
それと同時に、もし受からなくても高校受験で挽回すれば良い、という度量の大きさも持ってあげてください。
その方が、子はのびのび受験対策に臨めますし、もし仮に落ちてしまった時に、前向きに立ち直ることができます。
そう言う意味では、中学受験では、親の器が試されるといって良いかもしれません。
間違っても、親が取り乱してしまうことのないように。
どっしりと構えてあげてください。
まとめ
この記事では、太田市立太田中学校の試験内容作文や面接の具体的な対策方法について紹介しました。
市立太田中の試験について、あまり予備知識がなかった方も受験に向けて具体的なイメージを持つことができましたか?
もし、そうでしたら幸いです。
今後も、群馬県内の学校情報や入試情報について発信していきたいと思います。